2008年3月23日日曜日

長谷川冴子先生からのメッセージ

アメリカ、Californiaと言うと、エンターテーメントのメッカ、ハリウッドが思い浮かびます。この地域からの合唱団“サンマリノ高校室内合唱団”は、ルネサンス期の作品から系統だてて声のアンサンブルを追求する正統派です。
 米国は世界の中でも合唱屈指で数多くの優れた合唱団が存在しますが、特に高校のレベルとして最も優秀であることは、そのプロフィールが示しています。しかし特筆すべきは、昨2007年のアメリカン・コーラル・ディレクターズ・アソシエーション(ACDA)大会の招待合唱団であることです。それは今、最も注目を集めているホットな合唱団しか招かれず、何千人もの合唱指揮者の前での演奏・・・大変シビアなものです。
私はそのDVDを拝聴し関心させられました。声の響きがやわらかいこと、選曲のこだわり、そして技術への努力と音楽への見識の高さと教育的配慮が重なり、合唱するあらゆる角度から網羅されていました。
まだ結成から10年足らず。
急成長を成し遂げた合唱団。
それは若き指揮者Howard Cheung氏の有能で豊かな音楽性と、献身がもたらせた“業”だと思います。

初来日、初アジア公演の成功を願っています。そして日本の若者との声の交流が出来ますように・・・・・。

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